『クラセアスール・テキーラハイボール』の魅力を伝えたいという想いから、全4回にわたりお届けしている本企画。自宅で楽しめるハイボールのレシピや個性豊かなバーテンダーが考案したオリジナルハイボールをご紹介しています。
今回のシリーズでは、大阪で『クラセアスール・テキーラハイボール』を楽しめるふたつのBarにフォーカス。経験豊富なバーテンダーが導いてくれる、新しいハイボールの世界を一緒に覗いてみましょう。
Cabrones

日本を代表する繁華街の一つであり、多くのバーが集まる大阪・北新地。同エリアではまだまだ珍しいテキーラバーとして親しまれているのが『Cabrones』です。
テキーラの産地メキシコの文化の象徴でもある骸骨のロゴがユニークなこちらのお店。店内にも描かれた骸骨のイラストやメキシカンタイルのカウンターなど、メキシコを感じさせる雰囲気の中で、テキーラとそのカクテルを味わえます。


オーナーバーテンダーの大平翔さんは、これまでにメキシコを数回訪れ、テキーラの蒸留所も見学するなど、大阪におけるテキーラのスペシャリストの一人。その明るい人柄も相まって、肩肘張らずにテキーラを楽しめるのも「Cabrones」の魅力です。

「Bar Cactusでは、定期的にメキシコ研修に行かせていただいていたのですが、実は僕にとって初海外がメキシコでした。歴史、人、文化、何もかもに圧倒されて、その文化の象徴でもあるテキーラがさらに好きになりました」 大阪の伝説的なバー、Bar Cactusで7年間修業した大平さんのお店には、テキーラの文化へのリスペクトから、原材料であるアガベの収穫風景が大きく描かれ、現地で訪れた洞窟を活用したテキーラの貯蔵庫が店内のデザインに落とし込まれています。
そばの風味を活用した、和の爽やかさを感じさせる『llegado el verano』
「クラセアスールは、テキーラが飲み慣れていない方からの反応も良く、このブランドを通してテキーラを好きになるという方も多くいらっしゃいます。ずっと飲み続ける方も少なくありませんし、当店では人気のテキーラです」
夜の街北新地では飲み方のイメージのせいか、テキーラへの苦手意識がある方も少なくないそうですが、クラセアスール・テキーラはその役割の一端を担っているそう。


今回考案いただいた『llegado el verano』は、クラセアスール・テキーラ・レポサドをベースに、大平さんが個人的に好きだというメスカル・サンルイスポトシも活用。蕎麦や大葉を取り入れた、バジルスマッシュ(ジンをベースにバジルを活用したカクテル)をアレンジした和洋折衷カクテルとなっています。

「メスカルには独特の出汁っぽさがありますし、実は蕎麦はテキーラとの相性が良いんです。蕎麦出汁をイメージしながら大葉で清涼感をまとわせました」
そう大平さんが解説するカクテルは、夏の暑い日に飲みたい、どこか懐かしい和の爽やかさが印象的な仕上がりです。
llegado el verano
1.クラセアスール・テキーラ・レポサド 30ml
2.クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ 5ml
3.蕎麦リキュール 10ml
4.ライムジュース 10ml
5.シンプルシロップ 1ml
6.大葉 1枚
7.塩水 3スプレー
8.トニック 少量
9.ソーダ UP
10.海苔とアラレ
4〜8をシェークに入れマドルしたのち、1〜3を加えシェーク。氷を入れたグラスに注ぎ、ソーダで満たし、海苔とアラレをのせる。
大平翔 Ohira Sho
鹿児島県出身
焼酎の産地に生まれたことから、いつか振る舞う側になりたいと思い飲食業に興味を持つ。大阪に移住し、伝説的なテキーラバーBar Cactusで7年半研磨を重ねる。その後、北新地のジンの名店BAR JUNIPERに3年在籍し、バーテンダーとしての技術を高める。2022年に独立し、テキーラとメキシコ文化を広めるべくCabronesをオープン。

Cabrones
大阪府大阪市北区曾根崎新地1-8-5 だてビル 1F
営業時間 17:00〜3:00 不定休(最新の営業情報はInstagramに掲載)

Bar Agréable

流行り廃りが激しい現代において、数十年続くお店は決して多くありません。
個性豊かなお店がひしめき合う大阪・ミナミエリアでおよそ30年もの間灯を絶やさず続けてきた『Bar Agréable』。


1996年に宗右衛門町からその歴史が始まり、2度の移転を経た今では、インバウンドも多く集まる、大阪を代表するバーの一つに挙げられます。そんな名店の4代目店長に今年就任し、お店のさらなる発展に意欲を見せるのが大芦篤史(おおあしあつふみ)さんです。
世界中のお酒に囲まれた中で味わう至福の一杯
「老若男女、すべてのお客様に満足してもらいたい」というオーナーの思いから、スコッチウイスキーをメインに、ジンやラム、そしてテキーラなど、世界中の様々なお酒を揃え、それらをお店の四方に陳列。「これだけ多くのボトルがあれば好きな一杯が見つかるはずです。お客様のご要望に応じて、それを導き出すのが私たちの仕事です」と語るのは大芦さん。お店の方針として、スタッフ皆がお酒の豊富な知識を有することから、知識や情報を肴に至福の一杯を堪能することもできます。
甘さと酸味が美しく調和する純白のハイボール『agua blanca』
今回、大芦さんに考案いただいたのは、クラセアスール・テキーラ・レポサドが持つ甘さを活かしながら、ボトルカラーに合わせて白に仕上げたカクテル『agua blanca』
「クラセアスールのカクテルであることを明確にすべく、あえて3つの材料でシンプルに仕上げています。


甘さがほとんどない乳酸飲料を使用することで、レポサドが持つバニラのような甘さを引き立て、少なめの炭酸でその香りを引き立てています。また、檜の香りをプラスすることで、初夏にふさわしい爽やかさを与えています」と大芦さん。グラスにあしらわれたアイスプラントは塩味が特徴ですが、合間に口にすることで箸休めとなり、いつまでも楽しんでいられるのだそうです。
見た目も美しい純白のハイボール、お酒に囲まれた空間で味わうことで、より一層格別に感じられることでしょう。
agua blanca
1. クラセアスール・テキーラ・レポサド 30ml
2. 乳酸菌飲料30ml
3. 檜ビターズ5dash
4. ソーダ30ml
5. アイスプラント
1~4の材料をグラスに注ぎ、キューブアイスを一つ入れる。ガーニッシュとしてアイスプラントを飾る
大芦篤史 Oashi Atsufumi
大阪出身
ビアガーデンやダイニングバーでの仕事を経てバーテンダーに興味を持ち、本格的にキャリアをスタートすべく心斎橋の人気店Bible Club Osakaに入店。基礎を磨いたのち、Bar Agréableに活躍の場を移し、チーフバーテンダーを経て、4代目店長に就任。様々な店舗や企業を巻き込んだカクテルイベントの運営チームとしても活躍するなど、大阪の気鋭のバーテンダーの一人に挙げられる。

Bar Agréable
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-12-6 吉田ビル 1F
営業時間 18:00~3:00、日祝のみ18:00~0:00 定休日なし
