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自然と文化の恵みを受けた クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ

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今やメスカルは蒸留酒のトレンドを語る上で欠かせない存在。
その独特の香りや製法に注目が集まり、一時のブームでは終わらない勢いを見せています。

クラセアスールではこれまで『クラセアスール・メスカル・ドゥランゴ』と『クラセアスール・メスカル・ゲレロ』の2つのメスカルをレギュラーアイテムとして据えていましたが、2024年2月に3つ目となる『クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ』を発売しました。

メスカルとテキーラはどちらもメキシコ原産の多肉植物『アガベ』を原材料とする蒸留酒ですが、この2つは全く異なる性質のお酒です。テキーラは『ブルーアガベ』のみを使用して作られるのに対し、メスカルはメキシコの9つの州で作られた50種類以上のアガべを使用することが可能。

クラフトマンシップが息づく製法と、アガベの種類の選択肢の多さや風味づけなどの自由度の高さによるクリエイティビティが、メスカル独特のスモーキーな香りやブランドごとの個性を生み出しているのです。


ブルーアガベ


メスカルの製法について詳しくはこちら


地域の歴史と原風景に深く根ざしたメスカル『クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ』の魅力を紐解いていきましょう。

世代を超えた知恵と過酷な地で自生する『アガベ・ヴェルデ』が生んだ味わい

ブルーアガベ


クラセアスールのラインアップに新たに加わった『クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ』は、メキシコ中央に位置し、自然と文化に恵まれたサン・ルイス・ポトシ州からインスピレーションを得て造られました。

この地で暮らす250人の住民のうち約1/5がメスカル造りに従事しており、その小さな職人コミュニティによって200年以上にわたり代々受け継がれた伝統的な製法を、新たなメスカルへと昇華させました。その味わいは、原材料であるアガベの本質を捉えたと言えるでしょう。

ブルーアガベ


半砂漠の斜面と平原に自生するアガベ・ヴェルデ(アガべ・サルミアナ)を用いて、地域特有のプロセスから生み出された『クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ』は、クローブのニュアンスが効いたハーバルな味わいが特徴。ミネラルとスパイスの余韻が口いっぱいに広がります。

蒸したアガベ、キャラメル、青唐辛子、甘い果実、新鮮な草花、キャラメル、ライムゼストなどの香りは、職人たちが受け継いできた伝統的な製法により生まれたもの。

スモークした魚のシチューや、フレッシュゴートチーズとの相性が良く、ホワイトやルビーチョコレートと共に香りの共創を楽しむのもおすすめです。

デキャンタに込めた、グワチチル族へのオマージュ

ブルーアガベ


味わいと合わせて注目いただきたいのは、デキャンタの装飾。
クラセアスールでは、どの商品のデキャンタも職人たちがひとつひとつ手仕事で仕上げており、『クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ』においても同様に、伝統的な技術と文様が込められています。

デキャンタ全体を鮮やかに彩る赤色は、サン・ルイス・ポトシの砂漠の遊牧民、グワチチル族(Huachichil)へのオマージュです。

メキシコの先住民言語であるナワトル語で、「赤く塗られた頭」を意味する部族名は、彼らの頭や顔を赤い顔料で染める慣習に由来し、守護動物と信じられる頭部の羽毛が赤い鳥「メキシコマシコ」への崇拝を体現しています。また、デキャンタのベース部分には、彼らの故郷の平原と山々、そこに広がるアガベ・ヴェルデを現しています。


ブルーアガベ


メキシコの職人がひとつひとつ手作りするキャップには、色とりどりの糸によって幻想的な星空を飛ぶ「メキシコマシコ」が施されており、かつて遊牧していた砂漠の山地と谷間の夢幻的な風景を見守り続けている様子を表現しています。

地域の歴史と原風景に深く根ざした、特別なメスカルをその手に

自然の中で伝統を丁寧に紡いできたサン・ルイス・ポトシ州のメスカル職人たち。その姿に想いを馳せながら、『クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ』のアガベの本質を引き出したハーバルな風味をご堪能ください。


クラセアスール・メスカル・サンルイスポトシ

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